独立するにあたっての準備

会社員として働く中で、もっと自由に働きたい、もっと高い収入を得たい、と考える人は少なくないでしょう。そういった人の選択肢としては、よりより労働環境を提供している企業への転職を目指すことが一般的かと思いますが、それとは別に、フリーランスとして独立するという方法もあります。

独立した場合、その自由度は会社員の比ではありません。フリーランスとして独立すれば、誰の命令を受けずとも、仕事をするも休日を決めるも自分の自由になります。その代わりに、様々なリスクも存在するので、それに対応するための事前準備は欠かせません。独立を考える人は、まず独立後のキャリア計画を考えましょう。何の見立てもなく独立することは自殺行為に等しいものです。成功の可能性は極めて低いでしょう。

まずは独立後にどのような案件を受けるのか、自分はどんな仕事をしていきたいのかを明確にしておきましょう。その上で、その仕事に必要な準備もしていきます。事務的なことで言えば、必要な機材の購入や、退職の手続き、保険などの手続きをつつがなく行っていけるように下調べをしておくべきです。

独立後は個人事業主として、小規模の企業のような形態で働くことになります。会社員時代は人事部や経理部が行ってきた手続きを個人で行うことになります。そういった手続きは、忘れると取り返しのつかないことになりかねないので、気を付けましょう。また、案件を受ける上ではスキルの習得も必要になります。特に、エンジニアの世界は実力主義です。その中で一人でも戦っていけるよう、スキルや実績を積み重ねてから独立することをおすすめします。